歯の治療には、正しい診断が大切です

歯内療法の基本は正確な診査と診断。
診査の結果、痛みの原因が歯ではなかったという場合もあるのです。

正確な診査・診断

歯の痛みというのは非常に不快なものです。できればすぐにでも治療を受けて、痛みを取ってほしいと思うでしょう。でも歯科医院で歯の治療を受けても、痛みや腫れがなかなか治まらないことがあります。

治療を受けたのに痛みが治まらない場合、原因として考えられるのは診査・診断が間違っていることです。歯の痛みの原因はさまざま。その原因を正確に突き止めなければ、まず治療はできません

痛みのさまざまな原因
お口の中は敏感なもの。「歯が痛い」とひとくちにいっても、温度変化などで起こる歯の痛み、歯髄の神経が刺激されて起こる痛み、歯ぐきなど歯周組織の痛みなど、さまざまな種類があります。それどころか歯や歯ぐきが原因ではないケースもあるのです。

人間は顎関節症によるあごの痛み、三叉神経痛や帯状疱疹といった神経障害による痛みを、歯痛として感じてしまうことがあります。また心因性の歯痛もあります。こういった場合、いくらお口の中を調べても原因がわからなかったり、歯の治療をしても痛みがとれなかったりします。

歯痛を感じる原因歯痛を感じる原因
●歯の痛み
歯を覆っているエナメル質のすぐ内側には、象牙質という硬組織があります。象牙質には象牙細管と呼ばれる中空部分があり、極端に熱い物や冷たい物を口に含んだとき、その象牙細管が刺激されて痛みを感じます。知覚過敏といわれる症状も、象牙細管の痛みです。

●歯髄の痛み
歯の中心部にある歯髄には、神経や毛細血管が通っています。むし歯によって細菌が歯髄に入り込んだり、外傷などで歯髄に圧力がかかったりすると、歯髄の神経が刺激されて激しい痛みを感じます。

●歯周組織の痛み
歯を支える歯周組織が炎症を起こしたりすることで感じる痛みです。歯周組織の中でも、歯の中からの感染により奥深い部分で起こる根尖性歯周炎と、歯周ポケットなど歯の周辺から起こる辺縁性歯周炎があります。この2つは原因がまったく違うので、治療法も変わってきます。

●歯肉の痛み
歯と歯の間に食べ物が詰まったりして、歯肉に圧力をかけることで起きる痛みです。まだ生えてきていない親知らずが、周囲の歯肉を刺激して腫れたりするのも、この歯肉の痛みのひとつです。

●歯槽粘膜の痛み
お口の中を覆っている粘膜の痛みです。口内炎などの局部的な病変のほかに、全身疾患によっても引き起こされます。お口の中全体に痛みを感じるときには、同時に味覚障害などが起こることもあります。

●咀しゃく筋の痛み
歯ぎしりや食いしばりによって、あごの筋肉が刺激されて起こる痛みです。下あごから頬骨にかけての痛みは下の奥歯、こめかみ付近の痛みは上の歯の痛みと勘違いされることがよくあります。

●神経障害性の痛み
三叉神経痛、帯状疱疹など、神経性の病気によって起こる痛みです。抜歯や口腔内の外科手術によって神経が傷つき、神経障害になってしまうことも。そういった場合、歯がないのに歯の痛みを感じることもあります。

●神経血管性の痛み
偏頭痛や群発頭痛をもつ方は、その痛みを歯痛として感じることがあります。これが神経血管性の痛みです。

●心因性による痛み
たとえば長い間痛みを我慢し続けたり、過去に強い痛みを受けた経験があると、特に何か病変があるわけでもないのに痛みを感じることがあります。強いストレスなどでも、この心因性の痛みが起こることがあります。

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